月別の傾向やポイントについて解説!
賃貸物件は探す月によって傾向が違います。
繁忙期は物件の動きが活発ですし、閑散期は物件の動きがあまりありません。
賃貸物件を探す時期によって、メリットやデメリットも異なってくるのです。
そこで今回は、賃貸物件を探す時期別に、傾向やメリット・デメリット、ポイントなどをご紹介していきます。
これから賃貸物件を探すという方は、ぜひ参考にしてください。
最初に賃貸物件を探す時期別の傾向について、見ていきましょう。
1月は、新社会人や新入学生が賃貸物件を探し始める時期です。
4月の転勤に向けて探し始めるという方も増えます。
また、卒業や転勤で退去予定の物件が出始める時期でもあり、優良物件が多く出回る時期でもあるのです。
冬休みに探しにくる遠方の方も多く、何回も探しに来ることが難しいため、契約して帰る方が多い時期でもあります。
引っ越し時期が決まっている場合は、早めに行動して早めに契約したほうが良いでしょう。
2~3月は不動産業界の繁忙期となります。
1月同様、新社会人や新入学の学生が引き続き賃貸物件を探す時期です。
2月に契約が集中しますので、優良物件の数が一気に減ってしまいます。
また、3月になると物件の数が減り動きも少なくなりますので、早めの行動がおすすめです。
4月、5月になると、新社会人や新入学生などの引っ越しが一通り落ち着きます。
この時期は物件数は少なめですが、不動産会社の忙しさが落ち着きますので、じっくりと物件探しをすることができるでしょう。
また、6月は結婚式が多い時期で、5月に新居を探す方が増え、新婚向けの新築物件なども出始めます。
6~8月は不動産業界において閑散期となります。
6月から7月にかけて、梅雨の時期になりますので、引っ越しする方が少ないというのも理由のひとつです。
しかし、入居者が少ない分、家賃交渉をしやすい時期でもあります。
優良物件は比較的少ないのですが、不動産会社も余裕があるため、ゆっくり時間をかけて探すのには最適な時期と言えるでしょう。
10月は会社の人事異動がある時期なので、不動産業界がふたたび動きはじめる時期です。
また、6月に次いで結婚式が多いのが10月となります。
この時期は、ファミリー層やカップル向けの物件が多くなり、この時期に合わせて新築物件を完成度させるオーナーさま多くいます。
11~12月も不動産業界の閑散期となります。
この時期に引っ越す方は少ないので、家賃が下がる可能性があるでしょう。
不動産会社自体は、オフシーズンなため、ゆっくりと余裕を持って物件を探すには最適な時期といえます。
また、12月は年明けに引っ越しする方が退去予告し始めるので、優良物件が出始めます。
優良物件が多く出始めますので、選択肢が増えるのがメリットです。
希望の物件を見つけやすい時期といえるでしょう。
しかし、この時期は優良物件が見つかりやすいのですが、まだ入居してる状態の物件が多いため、実際に内見できないことがデメリットです。
間取りと外観などを見て決めていかないと、優良物件を逃してしまう可能性もあります。
1月に出始めた優良物件に対して、次々と入居者が決まっていきます。
優良物件が多く選択肢もたくさんあるのがメリットです。
しかし、新社会人や新入学生はこの時期に必ず部屋を契約しますので、動きが早くて内見している間に既に内見した方の申し込みが入ってしまう、ということも珍しいことではありません。
タイミングによって、条件の良い物件が次々となくなってしまうのがデメリットといえます。
この時期に賃貸物件を探す際は、決断の早さが秘訣となるでしょう。
1~3月の繁忙期は、不動産の担当者も多くのお客さまを担当しますので、なかなかゆっくり物件探しができないのもデメリットといえます。
4月は3月からの引っ越しピークが落ち着く時期です。
物件の動きが少なくなり選択肢が狭くなってしまうのがデメリットではありますが、不動産会社が落ち着きますので、ゆっくり対応してもらえるというメリットがあります。
また、新婚カップル向けの物件が出回る時期でもありますので、新築物件が探しやすいのはメリットでしょう。
不動産業界のなかでも落ち着いた閑散期となります。
優良物件が少なくなりますので、この時期の物件探しはなかなか希望の物件を見つけにくいのがデメリットといえるでしょう。
しかし、閑散期のメリットは家賃交渉に応じてもらえる可能性がアップするということです。
また、家賃交渉ができない場合でも敷金無料や、数か月家賃が発生しないフリーレント物件も多くなります。
企業の異動が増えるのが10月です。
10月の異動に向けて9月に物件を探す人も増え、1~3月の繁忙期ほどではないものの、不動産業界が忙しくなります。
新築物件が増える時期でもあり、選択肢が広がるのはメリットでしょう。
しかし、忙しい時期は物件の動きも早く、気に入った物件はすぐに決めてしまわないと、物件がなくなっていくのはデメリットといえます。
11月は転勤者の引っ越しが落ち着く時期です。
そのため、物件数はあまり多いとはいえません。
この時期のメリットは家賃交渉がしやすいという部分です。
フリーレントの交渉もしやすく、数か月家賃がかからない契約ができる可能性も大きくなるでしょう。
最後に、賃貸物件を探す際のポイントや穴場な時期についてご紹介します。
なかなかタイミングが掴めないという方は、ぜひ参考にしてください。
引っ越し時期が決まったら、どのタイミングで賃貸物件を探しはじめると良いのでしょうか。
引っ越しの1.5か月前から探しはじめるのが理想です。
繁忙期はもちろん早めの行動が大事でしょう。
また、閑散期は比較的優良物件が少ないため、すぐに希望の物件が見つからない可能性が高いです。
そのため、余裕を持って1.5か月前から動き出すのが理想的といえます。
また、賃貸物件からの引っ越しの場合、早めに契約の解約予告をしないと、二重家賃を払わなくてはいけなくなる可能性もでてきます。
退去の1~2か月前には、管理会社や大家さんへ解約の通知をおこないましょう。
賃貸物件を探す際、優良物件が出回る1~3月をめがけて探す方も多いと思います。
しかし、不動産が繁忙期なのと、じっくり探すことがむずかしいため、時期をずらせる場合は、1~3月は避けたほうが良いでしょう。
逆に、引っ越しのオフシーズンは不動産会社も余裕があり、じっくり探すことが可能です。
閑散期といえる、4~5月、11~12月などは、家賃が下がる可能性もあり、穴場な時期といえるでしょう。
ゆっくりと探したい方は閑散期、優良物件を手早く探したい方は繁忙期に探すのがポイントです。
また、日頃からどのような物件があるのかチェックしておくこともおすすめします。
今回は、賃貸物件を探す際の時期についてご紹介しました。
時期によって、物件の情報が異なります。
また、繁忙期と閑散期では探し方も異なりますので、自分に合った時期に適切な物件を探しましょう。